なんか借り入れできそうです、あと土地も
探しました!
ここなんてどうでしょうか、於茂登岳の
近くなんですが、広くてこの値段です!」
「ちょっちゅね」
「なるほど、この土地にこんな感じで家を
なるほど、なるほど、こうするのもありかな
どうでしょう」
「ちょっちゅ〜ね」
「それから、ここをこうして、ん〜いい!
ファサードのエクステリア、サイディング
のスタッコ、ここはビルドインでスッキリ
ドライエリアがあって、パーゴラの上部に
パラペット、アーキテクチャなモジュール
最高です!
ちょっちゅねさん、この方向でいきましょう」
「ちょっちゅね〜〜」
「それから、僕まだ結婚してないし
もちろん子供もいません、だけど将来は
結婚して子供は3人もうけるつもりです
だから子供部屋も造りたいんです
それから僕の嫁になる女性は料理がとても
好きで、すごい料理上手なんです
だから将来の嫁のためにキッチンまわりには
こだわりたいんです」
「ちょ、ちょ、ちょっちゅね〜」
「え? 妄想が気持ち悪いって?
ヒドイな〜ちょっちゅねさん
だけど家を造るって、そういう将来のことを
考えて造るものじゃあないんですか?」
「・・・ちょっちゅね」
「確かに、ちょっちゅねさんのおっしゃる
ように、将来のことは不確定でどうなるか
わかりません、だけどそんなこと言ってたら
家なんて造れないじゃあないですか?」
「ちょっちゅね!」
「なるほど、将来の不確定なことより
今現在、確定していることで家を造れば
いいのか
今現在、確定していること・・・
はっきりしていることは
まず、家賃を払う生活をこのまま続けて
行くのはクソだってこと
それだったら、家を造って住宅ローンを
払った方がはるかにいいってこと
今は1人で1DKのアパートに月々5万円
払って生活している、1人で住む分には
十分な広さだ月々5万円以内の住宅ローンを払いながら
庭付き一戸建てに住めれば最高だ!
家の広さは今住んでるアパート1DK程度
でも問題ない
欲を言えば、ちょっと広くなればいいかな」
「ちょっちゅね、ちょっちゅね」
「なるほど、最初は1人で住む広さがあれば
十分なんですね、そうすれば住宅ローンも
安くなるから余裕を持って返済できます
でも、もしも1人から2人で住むことに
なった場合はどうしましょう?」
「ちょっちゅね〜〜」
「なるほど、増築すればいいのか
その時に増築して広くすればいいのか
だから、あらかじめ増築することを考えて
家に対して余裕のある敷地がいいのか」
「ちょっちゅね!!」
「そうですよね、何も最初から大きな家を
造らなくても、だって1人なんだから
分かりました、まずは1人用の家ですね
頑張ります!」
続く