2021年11月06日

あたりまえ17

これまでのブログを読むと家の寿命って
結局よく分からないという結論になりそう
ですが、それではダメよ



会議で話し合った結果、何も結論が
得られなかったと同じになるから



結論を出す為に会議をするのに何も
結論が得られないというのは、大工さんが
現場に1日入って工事がまったく進んで
ないのと同じことです



それはあり得ない





そこで私が独断と偏見で家の寿命を決めます




まず考えの核となるのは経済的耐用年数



これは先のブログで書いた、家がボロボロに
なってくると維持管理費、修繕費、改修費
など金食い虫になり、大規模なリフォーム
リノベーションしなければいけないけど
めっちゃ金かかる、どうしよう

もうこの際、めっちゃお金かかるなら
思い切ってボロ家を解体して、新築を
建てようか、となる年数のことです



この経済的耐用年数の考え方が現実的
ですよね




それで木造の経済的耐用年数はいくら?
鉄筋コンクリートの経済的耐用年数は?
と疑問になるけど、これも年数がないのよ



家によってもの凄く年数に幅が出るので
何年と決められない



それを信頼設計が独断と偏見、いや
かなりの偏見をもって決めます



それでいきなり発表!



鉄筋コンクリートの経済的耐用年数は70年
木造は33年、軽量鉄骨は28年



この年数は法定耐用年数を1.5倍したもの
木造22年×1.5=33年 というぐあい



1.5倍は私が超適当に決めました




各構造の家がこの年数になったら
めっちゃ金かけて大規模なリノベーション
をするか、解体して新築にするか
どちらかを選択することとする



大規模なリノベーションする場合は
一旦アパートなどに半年〜1年ほど
仮住まいをするぐらいの工事です




というわけで家の寿命が決まりました
私が乱暴に決めたけど



家を新築する際、又は中古住宅を購入
する際はこの家の寿命を参考にしてみて



例えば35歳で築15年の木造中古住宅を
購入しようとする場合、あと18年で
解体して新築か大規模なリノベーション
しないといけないな、その時は53歳に
なってるな、ん〜あとあと金がかかりそう

そうなるとこの築15年の木造中古住宅の
価格は思ったほど安くはないな

なんて考え方の参考にできます



間違っても、価格の安さに飛び付いて
購入したはいいが53歳になってから
家がボロボロでそれ直していくのに
めっちゃ金かかることに気づいてガックリ

金がないからボロボロの家を放置してたら
凄まじく強烈な台風が石垣島に直撃しそうで
心臓ドッキリ




他に例えば35歳で新築住宅を建てようと
考え、軽量鉄骨が木造や鉄筋コンクリート
より安いからという安易な理由で軽量鉄骨の
新築住宅を建てました

28年後の63歳で家がボロボロ、35年の
住宅ローンがまだ7年も残っているのに
解体して新築はムリ、大規模なリノベーション
やる金もないよ、どうすんの

また銀行から金借りるの?
リノベーション費用を?
貸してくれるの? 63歳で?

金借りたくないからボロボロの家を放置
してたら凄まじく強烈な台風が石垣島に
直撃は確実、諦めを通り越して無の境地に







あたりまえ18へ












posted by ひろ at 18:17| Comment(0) | あたりまえ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。